Clarence Thomas
https://ja.wikipedia.org/wiki/クラレンス・トーマス
米最高裁判事が10年ぶり質問、法廷一同あぜん 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
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How ProPublica Exposed Ethics Scandals at the US Supreme Court – Global Investigative Journalism Network
ProPublicaが2023年に報じたスキャンダル
テキサスの億万長者・不動産王ハーラン・クロウが、最高裁判事クラレンス・トーマスに対して長年にわたり豪華な「接待」を提供していた。
クロウは共和党・保守派の大口献金者であり、最高裁で審理される案件に利害関係を持つ立場。
トーマス判事がタダで受け取ったもの(20年以上にわたって)
インドネシアへのプライベートジェット旅行+スーパーヨットでの9日間の島めぐり(チャーター代だけで50万ドル超と推計)
毎夏、アディロンダックスにあるクロウのプライベートリゾートで1週間過ごす
テキサスの大農場への旅行
カリフォルニアの富裕層専用男性限定リトリート「ボヘミアン・グローブ」への招待
養子同然に育てていた少年の私立寄宿学校の学費(月6,200ドル×約1年分)をクロウが全額負担
恩師の7フィートのブロンズ像を制作・贈呈(クロウ夫妻から)
これらを一切財産開示していなかった。
トーマスはコーク・ネットワーク(保守系富裕層の政治組織)のドナーサミットに秘密裏に参加。コーク側が最高裁に持ち込んだ案件に自分も関わっている。
さらにトーマス以外にもSamuel Alito判事もGOP系億万長者ポール・シンガーからアラスカへの豪華釣り旅行(プライベートジェット代は先方持ち)を受け取っており、後にシンガーの会社の案件が最高裁で審理されている。これも未開示。
なぜバレなかったのか
調査前は最高裁には倫理規定そのものがなかった。他の連邦判事には適用される開示ルールが最高裁判事には適用されないという制度的穴があった。
この報道の結果
上院司法委員会がクロウとレナード・レオ(保守派司法の設計者とされる人物)を召喚状で呼び出し → レオは「政治的動機による調査だ」と言って拒否
最高裁が史上初の倫理規定を2023年11月に採択
最高裁は2023年に史上初の倫理規定を採択したものの、強制力がなく自己申告ベースなので、批評家からは「お飾り」と言われています。
ただしトーマスもアリトも利害関係案件からの回避を拒否、DOJの調査要求も棚上げ状態
なぜ問題か
要するに、中立であるべき最高裁判事が、特定の政治的立場を持つ富豪から継続的に利益を受け取っていたわけで、利益相反どころか贈収賄スレスレの話です。
ただしトーマスは辞任せず、共和党も大きく動かず、うやむやになっている状態です(2025年1月時点)。
トーマス:20年間タダで豪遊しながら「友達のもてなし」と言い張り、利害関係案件も平気で裁いて、辞任もしない。
アリト:同じく億万長者から接待を受けて未申告。批判されたらWSJにop-edを書いて「ProPublicaが間違ってる」と逆ギレ。
共和党議員:調査しようとしたら「政治的動機だ」と妨害。
レナード・レオ(保守派司法の設計者):上院の召喚状を無視。
最高裁全体:倫理規定を作ったけど強制力なし、自己申告ベース。「自分たちで自分たちを取り締まる」